「儲からない?」キャピタルゲイン目的で買うのは損なのか?

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投資・株情報

今回は、ハイテクセクターなど、最近急上昇している銘柄の売却益で本当に儲かるのか?ということをちょっと考えていきたいと思います。

結論から言うと…

「投資方向性とちゃんと出口は考えないとダメ」ということです。

もちろん、すべてが損してダメということではないのですし、将来的な資産として考えればありとも言えますので、どういうことなのかお話していこうと思います。

個人的には、配当金収益(インカムゲイン)でFIRE(経済的独立)を目指しているので、キャピタルゲイン目的の投資は程々でほぼしていませんが、参考意見として読んでいただければと思います。

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1,基本的に無配当か低配当

米国株投資をしている方ならわかっているとは思いますが、基本的にGAFAM(Google,Apple,Facebook,Amazon、Microsoft)に代表される現在急上昇しているハイテクセクターの銘柄は基本的に無配当もしくは低配当です。

これらの銘柄が、なぜ配当金が低いかと言うと、収益を配当金として株主に還元するより、「会社の設備投資に回して会社自体の業績を上げ、株価を成長させることで株主の還元につなげる。」という考え方を持っているからです。

ですので、企業として成長し、株価上昇による売買益を狙えるのですが、将来はどうなるかわからないし、必ずしも青天井で成長し続ける業種というわけでもないです。購入単価によって高値掴みをしてしまって結果的に損する可能性があるということです。

現在の相場で行くと、GAFAMではないですが、同じようなハイテク銘柄として、ここ最近は「テスラ」の株価が急上昇しています。

テスラ 3ヶ月チャート(日足)

電気自動車、自動運転技術の浸透が現実的になってきたことで急上昇し、今では日本の自動車メーカー全社トータルの時価総額を超えるまでになっていますが、おそらく機関投資家やそのアオリに乗っかった個人投資家の買いにより、急上昇いているような状態です。

個人的にはいわゆる「イナゴ」状態のように見えるので、中短期投資として見ると、どこかで急落する予感はしていますので、今のところは手を出さないようにしています。

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2,売却タイミングを考えないと現金に還元できない

これも当たり前の話ですが、いくら株価が急上昇して、時価総額が上がったとしても、株価としての評価額で資産を持っているわけで、現金を持っているわけではありません。

なので、いくら総額が高くなったとしても、急な出費などで現金が必要になったときに現金として使うことができないんですね。

使うときには、得だろうが損していようが、売却しなければいけません。

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3,自分の中でちゃんと「出口」を考えておく必要がある。

前項で話したように、資産としては成長しても、現金化できているわけではありません。

ちゃんと下落時の購入タイミング、売却タイミングを考えていないと、結果的に含み損になったり、タイミングを逃してしまうことになっていまいます。

ですので、キャピタルゲイン目的で投資するのであれば…

・購入金額に対して何%含み益が出たら売却する

・積立投資して何年で売却して収益を得る

このあたりを明確に出口として決めておかないといけないかと思います。

こまめにチェックできる方なら良いかもしれませんが、放ったらかし投資の場合、最悪の場合、含み損を抱え込む結果になりかねないかもしれません。

4,結論 キャピタルゲイン目的投資の有無は投資方向性による

さて、タイトルで見ると否定的な意見に見えなくもないですが、結論から言うと…

現在の成長株が必ず青天井で成長し続けるわけではない。

②キャピタルゲインで儲けるには、投資対象の特性(無配当・低配当)を考慮する必要がある。

③購入タイミング、売却タイミングを考えて投資しないと最悪含み損を抱えてしまう。

④引き出すタイミングにもよる、将来的な資産として積み立てておく分には有効かも

ということになります。

確かに成長株はかなり魅力的で購入タイミングによっては、かなりの収益を上げることができますが、かなりギャンブル性の高いハイリスクな投資になる可能性があります。

あたり前ですが、投資に限らず、短期や急激な収益を上げようとすると、どうしてもハイリスク・ハイリターンになります。

短期間で大金持ちになりたいとなると、博打的になり、けっこう危険があります。

投資の場合、デイトレードなどでちょっと儲けると、稼げると思って勘違いされる方が多いのですが、野球などで例えるなら…

超一流のプロ野球選手やメジャーリーガーがいるリーグで草野球や素人チームが戦っているようなものです。

経験値、能力に圧倒的な差がある土俵で素人が勝てるでしょうか?

結論から言うと、相手がミスするなどイレギュラーが起きない限り高確率で負けます。

長期投資で現金としてもらうのではなく、株価として出口を見ながら資産として積み立てるのであれば、キャピタルゲイン目的の投資は有りだと思います。

これは各個人の投資方向性によるものなので、否定はしません。

個人的には、安定した不労所得を獲得することが目的なので、安定して配当金が出る高配当ETFや長期優良銘柄への投資をメインに行なっていく方向性です。

投資については、自己責任ですので、今回の内容を参考に、自分の人生設計、方向性を明確にして自分の考えて行動していただければと思います。

今回のお話はここまで!

今後も、株式投資やお金の知識について発信していきますので、内容が良かった、参考になったという方はTwitterのフォローやブログを読んでいただければ幸いです。

それではまた!

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